木滑も、もうすっかり冬景色![雪](http://kinameri.net/yamawarai/ico/weather_10.gif)
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 8.JPG)
寒くなり、外での仕事も一段落してきました。
そこで。
里山の、冬の手仕事を学ぶべく、この
「木滑 ものつくり ものかたり」
の会を開かせていただきました。
寒いのにも関わらず、
約30名の方々が集まってくださいました!![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
まずは、ものつくりから。
本日の先生、
山口さんと、よざえもんのおばあちゃんです![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 20.JPG)
いつもいつも、色んなことを教えてくれる
このお二方。
ありがとうございます!![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
今日は、
布ぞうり
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 2.JPG)
と、カゴ
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri.JPG)
を習います!
二つのグループに分かれ、
それぞれの先生に作りかたを習います。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 9.JPG)
まずは、布ぞうり。
布を引き裂いて、三つ編みにして鼻緒の部分を作ります。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 3.JPG)
両足の指に、紐をかけて、
布をどんどんと織っていきます。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 4.JPG)
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 5.JPG)
みんな真剣!
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 14.JPG)
続いてカゴ編みチーム!![四葉](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_08.gif)
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 11.JPG)
真剣にカゴを編んでいます!
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 13.JPG)
これらの作業は、昔は冬の間に
家の手伝いとして、していたそうです。
昔は、ぞうりの材料はワラ。
ワラを冬の間に編んでおいて、
一年使ったそうです。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 6.JPG)
カゴは、今回は紙テープを使いましたが、
いつもはビニール紐でカゴを編み、
山菜を採りに行くときに使うそうです。
時間はあっという間に過ぎてしまい、
まだ作業は途中![汗](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_13.gif)
![汗](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_13.gif)
続きは家での宿題!![パンチ](http://kinameri.net/yamawarai/ico/hand_12.gif)
里山の手仕事を習うことができた
貴重な時間でした!![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
そして、お待ち兼ねの
本田和さんによる かたりです。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/20101211214612.JPG)
辺りは雨。
暗い、静かな部屋の中、
「祇園精舎の鐘の声~」
和さんの声が響き渡ります。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 15.JPG)
ゾゾゾっとしました。
雰囲気が一転したからです。
この木滑の土地に受け継がれる、仏御前のお話。
木滑という場所、そしてその土地が受け継ぐ物語に、
和さんの世界が合わさって、
とても雄大な時間、空間が生まれた瞬間でした。
仏御前が、遠い昔の平安時代、
私達が今日集う、まさにこの場所に存在した!
というロマンを感じます。
木滑の人々の心の中に生き続ける仏御前。
この先もずっと人の心に住まわせ続けたいものです![月](http://kinameri.net/yamawarai/ico/weather_11.gif)
後半は、
そういった昔からのお話を受け継ごう、ということで、
「木滑ものかたり」と題し、
3つの輪に分かれて、この木滑の昔のお話を伺いました。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 19.JPG)
「昔はみぃんな村全体が家族のようなもんやったよ」
大正10年生まれで、今年で90歳になる、
ヒナのおばあちゃんは言います。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 17.JPG)
昔は、みんなでお金をためて、
一軒一軒のおうちを、村の人たちで順番に建てたそうです。
裏の高倉山から木を伐りだし、
てぞりで山から滑らせて木を村まで運んだのだとか!![!](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_09.gif)
昔の人々はタフですね![ダッシュ](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_16.gif)
そして、みんなで‘ぢがち’という、
土地を固める作業を行い、家を建てたそうです。
私にとっては、今でも木滑のみんなは
町全体で家族のようだと思うのですが、
昔は、今よりももっと親密な関係だったのですね。
![](http://kinameri.net/yamawarai/files/tukuri 16.JPG)
竹内先生には、炭焼きのお話を伺いました。
先生のお父様が、木滑では最後の炭焼き職人さんだったそうです。
昔は、山へ炭を作りに多くの人が入っていたそうです。
ナラの木を、まだ細い時に伐り、
炭にしていたらしいのですが、
最近では、そのナラの木を誰も伐らないために
大きくなりすぎて、病気になったりしているそうです![汗](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_13.gif)
炭焼きをする人間もいなくなり、
山に人が入らなくなることで、
動物たちの領域が人間の住む場所まで広がりました![きつね](http://kinameri.net/yamawarai/ico/animal_09.gif)
昔はうまく共存できていたものが、
今では、お互いが生きるために、闘わざるを得ません。
昔の生活は、みんなが全体で、
上手なバランスをとっていたのだな、と感じました。
話は尽きません!!
まだまだ聞きたいことがいっぱいあったのですが、
この続きはまた次回![いぬ](http://kinameri.net/yamawarai/ico/animal_02.gif)
本当に色々なお話を伺うことができて、
とっても楽しい時間でした![音符](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_37.gif)
みなさま、ありがとうございました!!![チューリップ](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_04.gif)
最後に。
ヒナのおばあちゃんは言いました。
「今は、みぃんな鶴来や、町の方に出てってしまって、
寂しいもんや」
木滑に、また多くの子供達が遊ぶ景色が戻ればいいな、
そう思いました。
もう一度、あらゆる世代が集い、
町全体で、一つの家族であるような木滑の景色が戻れば。
そして、昔ながらの知恵を、
ちゃんと次の世代に繋いでいきながら、
みんなが笑顔で楽しい生活を送ることができる、
そんな木滑を目指して、頑張ろうと思いました!!
![雪](http://kinameri.net/yamawarai/ico/weather_10.gif)
寒くなり、外での仕事も一段落してきました。
そこで。
里山の、冬の手仕事を学ぶべく、この
「木滑 ものつくり ものかたり」
の会を開かせていただきました。
寒いのにも関わらず、
約30名の方々が集まってくださいました!
![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
まずは、ものつくりから。
本日の先生、
山口さんと、よざえもんのおばあちゃんです
![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
いつもいつも、色んなことを教えてくれる
このお二方。
ありがとうございます!
![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
今日は、
布ぞうり
と、カゴ
を習います!
二つのグループに分かれ、
それぞれの先生に作りかたを習います。
まずは、布ぞうり。
布を引き裂いて、三つ編みにして鼻緒の部分を作ります。
両足の指に、紐をかけて、
布をどんどんと織っていきます。
みんな真剣!
続いてカゴ編みチーム!
![四葉](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_08.gif)
真剣にカゴを編んでいます!
これらの作業は、昔は冬の間に
家の手伝いとして、していたそうです。
昔は、ぞうりの材料はワラ。
ワラを冬の間に編んでおいて、
一年使ったそうです。
カゴは、今回は紙テープを使いましたが、
いつもはビニール紐でカゴを編み、
山菜を採りに行くときに使うそうです。
時間はあっという間に過ぎてしまい、
まだ作業は途中
![汗](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_13.gif)
![汗](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_13.gif)
続きは家での宿題!
![パンチ](http://kinameri.net/yamawarai/ico/hand_12.gif)
里山の手仕事を習うことができた
貴重な時間でした!
![花](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_02.gif)
そして、お待ち兼ねの
本田和さんによる かたりです。
辺りは雨。
暗い、静かな部屋の中、
「祇園精舎の鐘の声~」
和さんの声が響き渡ります。
ゾゾゾっとしました。
雰囲気が一転したからです。
この木滑の土地に受け継がれる、仏御前のお話。
木滑という場所、そしてその土地が受け継ぐ物語に、
和さんの世界が合わさって、
とても雄大な時間、空間が生まれた瞬間でした。
仏御前が、遠い昔の平安時代、
私達が今日集う、まさにこの場所に存在した!
というロマンを感じます。
木滑の人々の心の中に生き続ける仏御前。
この先もずっと人の心に住まわせ続けたいものです
![月](http://kinameri.net/yamawarai/ico/weather_11.gif)
後半は、
そういった昔からのお話を受け継ごう、ということで、
「木滑ものかたり」と題し、
3つの輪に分かれて、この木滑の昔のお話を伺いました。
「昔はみぃんな村全体が家族のようなもんやったよ」
大正10年生まれで、今年で90歳になる、
ヒナのおばあちゃんは言います。
昔は、みんなでお金をためて、
一軒一軒のおうちを、村の人たちで順番に建てたそうです。
裏の高倉山から木を伐りだし、
てぞりで山から滑らせて木を村まで運んだのだとか!
![!](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_09.gif)
昔の人々はタフですね
![ダッシュ](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_16.gif)
そして、みんなで‘ぢがち’という、
土地を固める作業を行い、家を建てたそうです。
私にとっては、今でも木滑のみんなは
町全体で家族のようだと思うのですが、
昔は、今よりももっと親密な関係だったのですね。
竹内先生には、炭焼きのお話を伺いました。
先生のお父様が、木滑では最後の炭焼き職人さんだったそうです。
昔は、山へ炭を作りに多くの人が入っていたそうです。
ナラの木を、まだ細い時に伐り、
炭にしていたらしいのですが、
最近では、そのナラの木を誰も伐らないために
大きくなりすぎて、病気になったりしているそうです
![汗](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_13.gif)
炭焼きをする人間もいなくなり、
山に人が入らなくなることで、
動物たちの領域が人間の住む場所まで広がりました
![きつね](http://kinameri.net/yamawarai/ico/animal_09.gif)
昔はうまく共存できていたものが、
今では、お互いが生きるために、闘わざるを得ません。
昔の生活は、みんなが全体で、
上手なバランスをとっていたのだな、と感じました。
話は尽きません!!
まだまだ聞きたいことがいっぱいあったのですが、
この続きはまた次回
![いぬ](http://kinameri.net/yamawarai/ico/animal_02.gif)
本当に色々なお話を伺うことができて、
とっても楽しい時間でした
![音符](http://kinameri.net/yamawarai/ico/mark_37.gif)
みなさま、ありがとうございました!!
![チューリップ](http://kinameri.net/yamawarai/ico/flour_04.gif)
最後に。
ヒナのおばあちゃんは言いました。
「今は、みぃんな鶴来や、町の方に出てってしまって、
寂しいもんや」
木滑に、また多くの子供達が遊ぶ景色が戻ればいいな、
そう思いました。
もう一度、あらゆる世代が集い、
町全体で、一つの家族であるような木滑の景色が戻れば。
そして、昔ながらの知恵を、
ちゃんと次の世代に繋いでいきながら、
みんなが笑顔で楽しい生活を送ることができる、
そんな木滑を目指して、頑張ろうと思いました!!
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