山笑いー木滑な時間ー
2011年04月25日 月曜日そのほかcomments (3)
いきものマイスター!!
珠洲に行って参りました!

それは、「いきものマイスター養成講座」に

参加するためです。

これは、能登半島おらっちゃの里山里海

金沢大学と提携し、開いているもので、

里山・里海の大切さを理解するとともに、

そこに生きるもの達の知識を身につけ、

次世代に伝えていく人材を育成するためのものです。

その第一回目が開かれました!



雨の中の桜を見つつ、近くの林へ向かいます。

珠洲は、海もあり、山もあり、という

素晴らしい環境に恵まれている場所です。

林の中へ入るや否や、すぐに

先生の解説が始まります。

まずは、



こちらフキノトウ。

木滑でも、今の時期たくさん採れますが、

このフキノトウには、メスとオスがあります。



見えにくく申し訳ないのですが汗

微妙に違いますね。

写真で高く伸びているのがメスになります。

雌雄異株なのだそう!

そんなことすら、私は知りませんでした。。。

ちなみに、このフキ、

芽ではなく葉っぱの茎の部分も食べられます!四葉

そして、タラの木。



一本から10コほど出る芽を摘み、食します!

陽のあたるところで、良く育つそう!



いっぱいのトゲトゲ。

とげなしのものも、あるそうです!

タラの芽なのですが、頂上付近の芽を2つ以上採ってしまうと、

その木自体がダメになってしまう確率が

とても高いのだそう。

なので、



このように、

根元から木を伐ると、またその木が元気に伸びるそうです!

進むと、



春の七草の一つであるセリや 上



漢方などに良く使用される甘草(カンゾウ) 上 がありました!



ズンズン進みます。



コシアブラ発見 上 音符音符



これはギシギシ 上 と呼ばれるもの。

または「丘ジュンサイ」とも呼ばれます。



根元にある、若い芽を食べます。

少しヌルッとしているのが特徴です。

機能性が高いようで、血圧の上昇抑制にもなるとか。

しかし、食べすぎはあまり良くないそうです。

そして、似ているもの発見。



と、



違いがわかりますか??

前者はアサツキ。

後者はラッキョウです。

区別がつきません汗汗

そして、



籾殻から出てきたのは、、、



山ウドです!

少し歩くと、道の真ん中に、



トトキが。または、「ツリガネニンジン」とも呼びます。

紫の花が咲き、おひたしにして食べられるそうです。



横を見ると、、、



木々の間にあるのは、



「こごみ」でした!音符

最適な環境で、いつの間にかよく育っていたそう!

他にも、



からし菜 上 や、



ゼンマイ 上

昔、焼畑をした後に、ゼンマイがたくさん生えたそう!

それは、なぜでしょうか??

焼いたのが関係するのか??

と思いきや、木や草がなくなって、

陽がよく当たることにより、

ゼンマイは、太く強く成長するのだそうです!



これはアケビです 上



少し開いていますが、

この状態になる少し前の蕾のようなアケビの葉っぱを、

天ぷらにするとおいしいのだそう!!

他にも、



ウバユリ 上 や、三つ葉など、

食べられるものが、山の中にはいっぱいありました!!

歩くと、何かに出逢います。

今まで何気なく歩いていた山の中ですが、

段々、みんなで食べ物を踏んでる感覚になってきました汗

山には、足の踏み場がない!!

こんなに、食べられるもの、タカラモノが

溢れていたのですね音符

知れば知るほど素晴らしいです、山の幸。

もっと色々勉強して、

山の魅力を知っていきたいと思っています!




コメント
私としては、保全というと、おこがましく感じる部分があります。
里山の暮らしに学んで、その価値をちゃんと把握し、
ただ普通にその生活の中に生きることで、
価値があると自分が思うものを、きちんと残していきたいと思います。
| yucca | URL | 2011/04/25 01:47 PM | odU8bAVg |

与平さま

そうです!ゼンマイです!!ありがとうございました!!

そして貴重なご意見ありがとうございます。
能登だけでなく、私達の活動する白山ろくにしても
同じことが言えますね。
なにより大切なのは、その場所に生きる人の気持ちだと思います。

今は、持続可能な社会というものを考え、
社会のあり方を日本が見直す転換点にいると思います。

里山の暮らしは、現代に必要な社会のモデルになりうるのに、
高齢化や経済的問題からその暮らしが破綻しかかっている場所が多々あります。
何らかの形で支援しなければいけない場所もありますが、
その際には、ちゃんとした目的、具体的方法を持つべきだし、バランスをとらなければいけないというご意見、ごもっともだと思います。

私としては、保全という
| yucca | URL | 2011/04/25 01:45 PM | odU8bAVg |

能登の豊かな自然とそこに暮らす人々

能登出身の私としても、そろそろ白山麓から戻ろうかなと考えたりする時もあります。

ただお願いがひとつ。
過剰な支援(特に助成金をつぎ込むだけの)は、能登にとって将来的に禍根を残す結果になる気がしてなりません。
「静かに暮らし、静かに去れる場所」本当の能登の姿、それを求めている人がいるのも事実です。

次世代のためにという美辞麗句ですべてをすすめてしまう外圧に、地元住民がじっくりと考える時間が
必要に思います。

ところで蕨とあるのは、ゼンマイではない?
| 与平 | URL | 2011/04/25 09:22 AM | sLRKU7Jw |


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