山笑いー木滑な時間ー
2011年01月12日 水曜日人々comments (0)
様々な出逢い・まるやま組!
行ってきました!能登!
石川県 能登には、
たくさんの素敵な里山があります。

我々プロジェクトは
以前から行きたかった
能登の里山を巡る旅に出たのでした車ダッシュ

降り立ったのは輪島市の三井。
能登有料道路を降りて
すぐに見えたのが“三井の里”です。



とても存在感のある、
暖かそうな茅葺き屋根が見えてきました。
雪が降る中、中に入ると。



素敵な囲炉裏が待っていました!

こちらは、築150年ほどの昔のお家を
移築したものだそうです。
戦後からは、どんどんとなくなっていく茅葺きのお家。

その、昔ながらの日本の家屋の保存に
取り組んでしていらっしゃる
山浦さんのお話を伺うことができました。



囲炉裏を囲んで
おいしい田舎料理を食べながらの座談。



あっという間に温かい時間は過ぎてしまいます。
ゆっくりまったりしていたら!
約束の時間が汗汗

そうなのです。
本日、私達が向かう先は、
“まるやま組”
(素敵な文章で綴られるブログはこちら

雪道を、ここか、ここかと
迷いつつ、たどり着きました!



奥に見えるは、小高いまるい丘。
その“まるやま”にビオトープを作り、
様々ないきものを観察したり、
地域の文化を大切にした活動を行っている、
それが“まるやま組”です。

まるやま組の活動の中心である、
ハギノアトリエが見えてきました。
とても、素敵なおうち!



お出迎えしてくれたのは、
猫のポンちゃん。
私たちを招きいれ、
彼女は雪の降り続く森の奥へ
サッソウと遊びに行ってしまいました。

お話してくださったのは
萩野紀一郎さん。



萩野さんは建築家でいらっしゃいます。
このお家が素敵な理由がこれでわかりましたね。

周りに広がる自然の移り変わりを、
いつも目にする事ができるお部屋。



東京とアメリカで暮らしてきた萩野さん。
ここ輪島に拠点を置こうと決断してから
6年が経つそうです。

雑木林だったこの場所。
木を伐るところから始められて
今はこんな素敵な場所に。

里山の活動に関心のある人や、
伝統文化を受け継ごうという
たくさんの人々が集まる
ハギノアトリエという、この美しい空間。



奥様のデザインされるものたち、
この場所で産みだれるものは、
とてもイキイキしていました。

色んな土地で生きてきた人の目を通して、
一つの場所が見直される時、
長く続いてきた伝統が、
今現在を新たな形で、本当にイキイキと生きて、
次世代に紡がれていく。
それが本当の伝統なのだなと感じました月



輪島に生まれたわけでも、輪島に育ったわけでもない
ご夫婦が、中心となって
“まるやま組”では、様々な活動が行われています。

里山の活性には、“ヨソモノ”が必要と、よく言われています。

外からの目を持って、
新たな空気が送り込まれる時、
その伝統の火は燃え続く。

多くの土地への通路をお持ちの
萩野さんご夫婦だからこそ、
様々な場所へ発信できる、
そして、様々な土地の人を繋ぐ力を
お持ちのように見えました四葉


私たちも、幸運なことながら、
その里山に必要な要素であるといわれる
バカモノ、ワカモノ、ヨソモノがそろっていますパンチ

頑張ろう。
頑張りたい、と、とても励まされた出逢いになりました。

そして。
あっという間に、
さようなら、という時間に。

猫が大好きな私は、いい歳しながら
ずっとポンチャンが森から戻らないことを嘆いておりました曇り

と、そこに、
「あげる」
と一言。

差し出されたのは
一枚の写真。

写っていたのは、ポンチャンです。
小学校にあがられた萩野さんのおじょうさんが
そんな私を見かねて、
プレゼントしてくれたのでした。

あったか。

心がとても、あったかになりました。
ツキちゃん、本当にありがとう花

雪がシンシンと降り続く中ですが、
とても温かく、優しくはしりだしたこの旅行。

まだまだ旅は始まったばかりです。