山笑いー木滑な時間ー
2011年03月07日 月曜日ふうけいcomments (0)
木滑神社
木滑には神社が2つあります。

木滑神社と
八幡神社。

本日は、木滑神社についてお話させて頂きます。



木滑神社は、

上木滑と、下木滑の間にある村社です。

大正7年に、

もともとあった貴船神社と八幡神社を合祀し、

現在の木滑神社になりました。



お祭りなどの際には、みんなで集まり、

お参り致します。





が、みなさん、境内に入ってすぐのところで、

先に必ず、一旦手を合わせてから、

神殿へ向かいます。



手を合わせる、その場所には。



大きな岩。

これは、仏御前の安産石と呼ばれるものです。



平安の時代に生きた白拍子の仏御前(ほとけごぜん)は、

彼女を愛した平清盛の子供を、

この木滑の地、

この岩を抱えるように産んだとされていて、

この石に触ると、安産になる、という言い伝えがあります。



お堂の中に岩が祀られているのですが、

左横に小さな窓がついていて、

ちゃんと触れるようになっています。


霊験あらたか、ということで、

祀られるようになったそうで、

今でも、みなさん、平安時代から続く

仏御前のお話を知っていますし、

必ず手を合わせてから、

神社へと向かいます。






神社に祀られていますのは、

上木滑と、下木滑の、産土神。

祭神は、少彦名命 と、 応神天皇です。


少彦名命は、スクナヒコナノミコト と呼びます。

スクナビコナと呼んだりもします。


出雲の大国主命(オオクニヌシノミコト)が

国をどう治めようかな~と、海を眺めて悩んでいたとき。

海の向こうから、舟に乗って現れた、

小さな小さな神さまが、少彦名命です。

医薬の神様や、お酒の神様とされています。


お祭りの際には、明かりが灯され

とても幻想的になる、木滑神社。




私は、神社という場所、

日本の神様、というものに惹かれるものがあって、

祀られる神さまのことばかりに

興味がいっていたのですが、

木滑神社で感じたことがあります。


それは人の想い。

神主さんのいない、小さな小さな神社は、

村のみんなで守っています。

みんなが家族、村、共同体の繁栄を願う気持ちで

お参りをします。

その想いと、行為が村を守っています。

神とは。

みんなが、みんなを想う心でもあるのだなぁ、と感じました。



最近は、雪に覆われていた木滑神社ですが、、、



木滑の神社の境内には、

桜の木がたくさんあります。

みなさま。

春には、是非、一度木滑神社へ遊びにきてください四葉四葉