先日、金沢大学地域創造学類の学生さんたちと一緒に木滑マップ作成のため、木滑を散策しました
最初に木滑全体の様子を把握するために、手取川を挟んで河原山町まで行きました。
案内人は上木滑区長の田島一三さん。
まずは下木滑、上木滑
続きましては木滑新
釜の上は緑に覆われています
そして高倉山
木滑は山と川に囲まれています。
とても自然豊かな場所だと再認識しました
さて、木滑に戻って釜の上の水路を調べました。
集落を流れる水はこの水槽から湧き出る水です。
昔、釜の上では養蚕が盛んだったため、
蚕が食べる桑が栽培されていました。
その後、時代と共に養蚕業は廃れ、
昭和初期に北陸電力の発電所が完成し、
釜の上に水が引かれ、美しい棚田へと変わりました。
そして、またまた時代が移り変わり、
今では耕作放棄地が広がっております。
水の歴史を知る事は、田んぼの歴史を知ることなのです
春先、田んぼの時期や、
冬先、集落内の融雪のために、
季節の節目にこちらのバルブで水量を調整します
その水路を辿っていくと、
この前、農村ボランティアの方々に丸太の設置を手伝っていただいた場所に来ました。
(その時の日記はこちら)
釜の上を下り、上木滑集落に入る前に
三粒谷川(みつぶだにがわ)を渡ります。
三粒の水滴しか流れないと言われるほど水量が少ない川です。
さらに集落の山の方を歩きます。
なんだか複雑そうな分岐点を発見
上木滑と下木滑を分けるトチ谷川
三粒谷川同様、夏場は山からの水が非常に少ないのです。
なので、先程から見て来た釜の上からの水路がなければ、
田んぼや、集落内の融雪ができないのです
水路さまさまなのです
ありがたや、ありがたや。
奥に見えるのが工場。
工場内に突入しています
釜の上からの水路はまだまだ続きます。
今回の山水路探索は上木滑まででした。
山側にはT字路の分岐点がいくつもあり、
集落へと流れ出ます。
集落内を歩くと、
水流が交わらずに立体交差しているところを発見
これが珍しいかはわかりませんが、ちょっとした驚きでした。
さらに練り歩くと、
消火栓をあちこちに見ます。
水は山のほうに貯水槽があり、
釜の上の水路からではなく、
山からやトチ谷川などから流れる水を使うそうです。
「釜の上水路」と「山の川水」とを
バランスよく上手に使い分けているわけですね
今回は「水」をテーマに散策しましたが、
色々なことに気がつきました
水がどこから来てどこに流れているのかを知ることによって、
改めてその大切さを学びました
今の生活は上下水道が整備されて、
蛇口をひねれば綺麗な水が出てくることに慣れすぎてしまい、
近くの川などを流れる水には関心がなくなってしまっています。
水に触れ、歴史を知ることによって、
自分たちの住む地域に愛着が沸き、
大事にしていかんなん!
と強く思うきっかけになりました
最初に木滑全体の様子を把握するために、手取川を挟んで河原山町まで行きました。
案内人は上木滑区長の田島一三さん。
まずは下木滑、上木滑
続きましては木滑新
釜の上は緑に覆われています
そして高倉山
木滑は山と川に囲まれています。
とても自然豊かな場所だと再認識しました
さて、木滑に戻って釜の上の水路を調べました。
集落を流れる水はこの水槽から湧き出る水です。
昔、釜の上では養蚕が盛んだったため、
蚕が食べる桑が栽培されていました。
その後、時代と共に養蚕業は廃れ、
昭和初期に北陸電力の発電所が完成し、
釜の上に水が引かれ、美しい棚田へと変わりました。
そして、またまた時代が移り変わり、
今では耕作放棄地が広がっております。
水の歴史を知る事は、田んぼの歴史を知ることなのです
春先、田んぼの時期や、
冬先、集落内の融雪のために、
季節の節目にこちらのバルブで水量を調整します
その水路を辿っていくと、
この前、農村ボランティアの方々に丸太の設置を手伝っていただいた場所に来ました。
(その時の日記はこちら)
釜の上を下り、上木滑集落に入る前に
三粒谷川(みつぶだにがわ)を渡ります。
三粒の水滴しか流れないと言われるほど水量が少ない川です。
さらに集落の山の方を歩きます。
なんだか複雑そうな分岐点を発見
上木滑と下木滑を分けるトチ谷川
三粒谷川同様、夏場は山からの水が非常に少ないのです。
なので、先程から見て来た釜の上からの水路がなければ、
田んぼや、集落内の融雪ができないのです
水路さまさまなのです
ありがたや、ありがたや。
奥に見えるのが工場。
工場内に突入しています
釜の上からの水路はまだまだ続きます。
今回の山水路探索は上木滑まででした。
山側にはT字路の分岐点がいくつもあり、
集落へと流れ出ます。
集落内を歩くと、
水流が交わらずに立体交差しているところを発見
これが珍しいかはわかりませんが、ちょっとした驚きでした。
さらに練り歩くと、
消火栓をあちこちに見ます。
水は山のほうに貯水槽があり、
釜の上の水路からではなく、
山からやトチ谷川などから流れる水を使うそうです。
「釜の上水路」と「山の川水」とを
バランスよく上手に使い分けているわけですね
今回は「水」をテーマに散策しましたが、
色々なことに気がつきました
水がどこから来てどこに流れているのかを知ることによって、
改めてその大切さを学びました
今の生活は上下水道が整備されて、
蛇口をひねれば綺麗な水が出てくることに慣れすぎてしまい、
近くの川などを流れる水には関心がなくなってしまっています。
水に触れ、歴史を知ることによって、
自分たちの住む地域に愛着が沸き、
大事にしていかんなん!
と強く思うきっかけになりました
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