山笑いー木滑な時間ー
2010年12月28日 火曜日たべものcomments (2)
木村秋則自然栽培塾レポート vol.4
畑に出ての実践です音符

この自然栽培を始めるにあたって、まず一番最初にやること。
それは、土の温度測定です。

ここ神子原は棚田の多い地域です。



まず山側(上)と谷側(下)の近くの土を50cm掘ります。



そして、地表から10cm間隔で温度を測っていきます。



すると…



山側(上)の地表近くでは温度は高いものの、地下に行けばだんだん低くなっていきます。
一方谷側(下)では、どこもほぼ温度は一定です。

おそらくここは山側よりも谷側の方が作物の収量が多いだろうと木村先生は推測されました。
同じ畑なのに何故差が出るのでしょうか。
それは、水はけの違いです。

水はけが悪いとバクテリアの活動による土の温度上昇が妨げられます。
山側は水が上から多く流れてくるため、水はけが悪くなります。

地形の問題だからしょうがないか…しくしく
絶対に諦めてはいけません。
まず困難に立ち向かおうとする気持ちが大切です。

そこで、木村先生が採った案は「側溝を作ることによって、水はけを良くする」です。



拡声器も使わずに声を張り上げて、さぞお疲れになられているはずなのに、休憩時間も塾生の質問に答えておられました。



先生の元気で、陽気な笑い声が神子原に響きます。

次は、木滑のみんなと一緒に笑えるように、もっと色々勉強して自然栽培を実践していきたいです。