山笑いー木滑な時間ー
2011年06月16日 木曜日そのほかcomments (0)
らちまくり
先週からPJ田んぼではおそらく一番過酷な作業であろう「除草」が、、、
とうとう始まってしまいましたパンチ

先月22日春山 山笑いで行われた田植えから2週間ほど経っても、ほとんど雑草は生えていませんでしたが、土の中ではもう雑草の種が発芽して根を伸ばしているのです。
このときにやっつけておかないとダメダメね×
何事も一番最初が肝心!

まずは道具の紹介から。



これは「らち(だち)まくり」と呼ばれるものです。
よざえもんのお家の納屋の奥底に長い間眠っていたのを掘り起こしました。
今では除草剤を散布して除草作業は終わらせてしまうため、使わなくなってしまった農具です。





八田式…
気になります。

さあ、気合いを入れて田んぼに入ります。



腰で押します○



押したり、引いたりを繰り返し、土に空気を入れてやることによって、イネの育ちが良くなります。

慣行農法ではほとんど田んぼに人が入らないので、イネや土中の生物が必要とする空気が入りません。
それの代わりというわけではないですが、それを追肥で補います。

イネの両脇、2条ずつを何度も往復します。
縦方向も横方向も丁寧にかけてやります。

中に生えている細かい雑草が浮いてきました。



写真では良くわかりませんが、かなり多くの根っこが浮いてました。



これらの雑草はゆくゆくは肥やしになります。

BEFORE下


AFTER下


3a×3枚の田んぼを4日間でやっと除草できました。
もれなくオプションで筋肉痛もついてきました音符
毎日筋トレ気分ですダッシュ

慣行農法で行う農薬(除草剤)散布だとおそらく半日もかからない作業です。
しかし、そのせいである生き物が1種類でも姿を消し、複雑な共存関係で成り立っている生態系バランスが崩れてしまったら、まわりまわって作物が取れなくなってしまう可能性が大にあります。
取れなくなってしまい、そのことに気がつかなければ、肥料をさらに多くやろう、となるのが普通です。

肥料を多くやるとどうなるか。
(詳しくはこちらの日記で)

持続不可能になる前に持続可能な農業を。



かといって4日間もかかってしまう除草作業は現代においては持続不可能である。
対策を考えねば、、、。