山笑いー木滑な時間ー
2011年10月27日 木曜日ふうけいcomments (0)
木滑のお米
みなさん、ハザを知っていますか?

お米を天日に干すときに使用されるもので、

石川県では、能登の方に行くとよく見かけます。



我々も、木滑の山に生えてた竹を伐り、

木を用意して、みんなで作りました!




ハザ。は、よくご存知の方も多い。

では、

「にゅう」

って知っていますか?



天日干しにした稲。

それを、はざから、降ろし、

束にして、丸い輪にして積みます。

私達は、交流センターの屋根のある場所に作ったのですが、

昔は、田んぼのまん中に作ったのだそう。



段々と積み上げて、高くします!



バランスよく積まねば、倒れます!

稲自身が呼吸をしているので、

熱くなるため、中央は空けておき、円錐のような形にします。

そして、適度な水分量になるのを、待つのです。



昔は、この地域にこの「にゅう」はなかったのを、

作業を一緒にしてくださった田島区長さんのお父様が、

他の地域でしているのを見て、真似をし、

この地域でも取り入れたそうです。



そんな風に、昔から文化は伝播していったのですね。

今では、コンバインで稲を刈り、

そのまま農協などの施設に運んで、

機械で全て適度な水分量まで調整し、乾燥させているそう。


田んぼの真ん中に「にゅう」を作っていた頃は、

空を見上げ、天候をよんで、

雨が降りそうなときには、みんなで必死に稲を移動させたそう!

大変だけど、自然を良く見て、

みんなで協力して、生活をしていたんですね。


農作業、日々の仕事を通して、

地域共同体を形成していく。

なんだか、当たり前なのに、現代は当たり前じゃなくなってしまったこと。

大切なことを、日々学びます。




「にゅう」を、集落内で久々に作ったところに、

とかげも、遊びにきました!♪




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