山笑いー木滑な時間ー
2011年07月02日 土曜日ふうけいcomments (0)
田んぼに異変が!


本日も元気にすくすく育っています四葉四葉四葉

と思いきや、

明らかに不自然な格好のイネを発見!!!



開いてみると、



ぎょぎょ
嫌な予感的中ですパンチ



これは、イネツトムシ(イチモンジセセリ)です。

葉を折り曲げたり綴り合わせて作った巣(ツト)の中に潜み、
夜になると巣から出てきて稲を食害するみたいです。
また、ツトに妨げられて穂が出なくなるみたいです。

つまり、こちらさまは、いわゆる、害虫とやらですね怒
とうとう出くわしてしまいました汗

しかし収量にはあまり影響を及ぼさないみたいですが、
見過ごすわけにはいきません!!!

他には木酢液が効くみたいです。

あ、申し遅れましたが、
今後ちょいちょいグロテスクなのがいるので、虫の苦手な方は是非是非最後までお付き合いくださいまし音符

お次の方は…



パッと見は鳥の糞に見間違えるかもしれませぬが、
カイガラムシの一種です。
名前がついているだけでも400種類存在するみたいです。
次回発見したら同定してみたいと思います。

この駆除が難しいのは、
その名前が示すように卵や虫体が蝋物質を中心とした被覆物質によって覆われているため、
薬剤を散布しても被覆物によって遮断され薬液が虫体にかかりにくいそうです。

ぼくたちは農薬は使わないので関係ありませんが、
地道に歯ブラシで葉を傷つけないように擦り落とすのが一つの方法です。
どのみち格闘ですパンチ

簡単な駆除方法をご存知の方おられましたら教えてください!

んぬぬん!?



なにやら白い斑点を発見しましたが。
犯人はどこのどいつじゃー!?



これも何かの糞みたいですが、背景のイネの葉が確たる証拠であります!

この容疑者はイネドロオイムシ(イネクビホソハムシ)であります。

葉っぱをなめるように食べて、白い筋状のキズを残すこの容疑者はその名の通り泥を背負っているのですが、
実はこの泥、自分のウンコなんだそうです×
照りつける太陽から身を守ったり外敵から身を守るためだそうです。

そこまでして日焼け対策をするのか。
デリケートなのか、否か。
これこそ自然界の矛盾。

畦(あぜ)に植えた大豆たちに群がっているのは…



ムナグロツヤハムシ
、、、だと思う汗

調べてみたら似たようなものが3~4種類いて、写真を見ただけでは同定できませんでしたダッシュ
先程のイネドロオイムシ(イネクビホソハムシ)の成虫に激似なのです(画像はこちら)。
もし間違っていましたらご指摘ください!

近くに色の違うメスが!



と思ったら、これは非常に体色の変異が激しい種であり、雌雄の違いではありません。
他にも斑紋がついている個体もいるみたいです。

大豆の葉の様子が変です。



容疑者逮捕できませんでしたが、これは病気ですかね?
ご存知の方おられましたら、教えてください!

害虫と闘うときに「共存、共生」という言葉が浮かびますが、
どこからどこまでがそれに該当するのだろうか。
人それぞれそのあり方は異なってくるのかなと思います。
自分なりに模索していきたいと思います。


2011年07月01日 金曜日そのほかcomments (0)
夏へ向けて!
我々、木滑の近況はと言いますと、、、

3地区からなる木滑地区ですが、

夏へ向けて、各地区で、

作戦会議を行っております!!



各地区の道場で、みんなで輪になり、ご相談!

内容に関しては、しばしお待ちを!!

素敵なものを企画していますので、

楽しみにしていてくださいね音符

今年の夏は、森で涼しく過ごす!四葉という予定を、

みなさま、どうかスケジュールに入れてください花


みんなで相談を重ねる日々でございますが、

色んな話しを聞いている中、

下木滑の牧野さんのおじいちゃんが、

「いいとこ知っとるから、行くか」との

お声をかけてくれました!パンチ

さて、どこへ連れていってくれるのでしょうか~


牧野さんと一緒に、田んぼへ向かいます。



おもむろに、水路のバルブを開く牧野さん。

ボコボコッという音がすると、

水とともに流れてきたのは、、、



なんでしょうか!!



みなさん、わかりますか??

30匹ほど固まって、水と共に田んぼに出現!



アカハラさまです!

このアカハラさまですが、牧野さんいわく、

上の谷に生息しているものが、

水路を流れて、毎年このパイプの中にだけ、

何匹も住み着いているとか!

アカハラさまの大家族です。


高倉山にある滝から、流れてきているこの水ですが、

田んぼを流れ、そして、



手取川へと流れ込んでいきます。

下木滑を過ぎると、

ザザーっと崖をくだり、川に合流します。


木滑では、集落の中を、川が何本も流れています。

トチ谷川、小太郎平川、蛇流川、、、、

川の上流には、滝があります。

みなさんが子供だった頃、

その滝で、よく遊んだそうです。

山の遊び。

いきもの達と戯れながら、楽しそうです太陽


そして昔は、谷の水を、竹のパイプで、

各家庭に繋いでいたのだそうです。

なので、突然蛇口から、サンショウウオがでてきた!

ということもあったのだそう。

これも、楽しそうです音符



水の流れるところに、人が集まり、社会ができる。

木滑では、今もたくさんの生き物が、

水のまわりに集っています!




2011年06月29日 水曜日そのほかcomments (0)
必殺アイテム!
私達は、なめていました。

完全に。

このお方のお力を。



そうです!

シャベル!!!!

これは、子供が土遊びをする時にだけ

活躍するものだと。

完全に、なめていました。

ここに、深く、謝罪いたします。


この、シャベルが大活躍する機会がやってきました!

大豆の移植です。



大豆は、芽が出てくる時期、

山鳩などに、その芽を食べられてしまいました汗

さらに、一つの穴に2,3粒の大豆を蒔き、

発芽させているのですが、

発芽率は100%ではないので、

芽が出ないこともあります。


それらを想定して、

畑の隅に、いくつも余分に種をまいておいたのです!

それらを、掘り起こし、植え替え!四葉



シャベルって、便利ですね~

掘り起こしていますと、

いろんなお方が出現してきました。



土の中で眠っていた、ワインレッドの

麗しいお方。

そして、丸まって、眠っておられた、

こんな方も。



色んな生き物が土の中に、住んでいます。


そんな我らの畑ですが、

大豆の芽を食べられてしまったところや、

虫にやられてしまって、野菜が育たなかったところなどに、

穴を掘りまして、



成長した大豆の苗を植え替えです。

その苗の根ですが、



粒々が、いっぱいついています!

根粒と言って、この中には、

根粒菌という菌がいます。

その菌が、窒素を土のなかに溜め込んでいるのです。


窒素は、植物の成長に

必要となる大事なもの!


畑に必要となる三要素である、

リン、カリウムと並んで窒素があります。

その窒素を、大豆は土中にためこんでくれています花

そして、他の植物が育つのも、助けてくれるのです!

ありがとう、大豆さん!



縁の下の力持ち、大豆さん、

私達の畑を元気にしてくださいー!!パンチダッシュ