山笑いー木滑な時間ー
2011年05月02日 月曜日そのほかcomments (0)
里山ビジネス懇談会
金沢大学の「角間の里」にて「里山ビジネス懇談会」が開かれました。
(先日おじゃましたときの日記はこちら

地域連携コーディネーターの宇野さんの司会の下、中村教授からの挨拶と里山ビジネスとは何ぞやという説明がされました。





「里山ビジネス」とは。
簡単に言えば、里山をフィールドにした生業のことであります。
現代では生活様式が昔と比べて大きく変わってしまい、里山で収入を得て生活し、家族を持つことが非常に難しくなっています。
様々な取り組みから見えてくる新しい可能性を探り、里山に生きる人々の生活を守り、若い世代の人間が移り住める場を作っていこうというのが、この会の発端です。

まずは、国産の榊(さかき)に需要を見出し、能登に自生するそれを販売する「有限会社 花座」の記州秀幸さん。



今は中国産のものに押されているそうです。
販売のシナリオ構想をしっかり描けば、うまく売れそうな気がしました。

2番手は、志賀町で地産地消をモットーに農家レストランを営む「むろたに」さん。



室谷さんのお弟子さんの小谷内貴子さんが講演してくださいました。
室谷さんの料理教室は色々なところで好評で、なんと年間100回以上も行っています。
とてもパワフルですパンチ
この日は帰りに人気のお赤飯をいただきました。
うまし音符
今度レストランに食べに行かねばおにぎり

3番手は、能登のお米を生産者が直売することによってPRする「金大里山里海アクティビティ」の水口亜紀さん。



「一合100円量り売り」を月1回のペースでスーパーの店頭で行っています。
試食的な感覚でお米を購入できます。
全種類買って、比較できるわけです。
美味しくて気に入れば、次はkg単位で買えますから、消費者心理をうまく捉えた良い作戦ですね。
お米の世界では今までにないやり方ですチョキ 

4番手は、我々、「木滑 里山保全プロジェクト」の発表です。



どのようにビジネスにつなげていくか、試行錯誤の毎日です。
今後も木滑の魅力を発信するなかで、うまくそれにつなげていきたいです。

5番手は、バイオマスアドバイザーの吉村誠さん。



バイオマスとは生物資源のことで、そこから効率良くエネルギーを得ようと全世界で研究が進んでいます。

取り組みの中で感心したのは、
牛 → 牛糞(廃棄物)→ 堆肥 → 牧草 → 牛
という循環。
なんとも美しい○

そして最後は、羽咋市農林水産課の高野誠鮮さん。



昨年の木滑にて第1回座談会でも講演いただきました。

高野さんの講演を聞くのはこれで二回目でしたが、今回もやはり新鮮で、非常に刺激的でした。
今回聞いていた多くの方々が感動されていました。

今回が第1回目でしたが、今後も続けていき、ネットワークを拡げ、里山の可能性をどんどん引き出していきたいです音符


2011年04月25日 月曜日そのほかcomments (3)
いきものマイスター!!
珠洲に行って参りました!

それは、「いきものマイスター養成講座」に

参加するためです。

これは、能登半島おらっちゃの里山里海

金沢大学と提携し、開いているもので、

里山・里海の大切さを理解するとともに、

そこに生きるもの達の知識を身につけ、

次世代に伝えていく人材を育成するためのものです。

その第一回目が開かれました!



雨の中の桜を見つつ、近くの林へ向かいます。

珠洲は、海もあり、山もあり、という

素晴らしい環境に恵まれている場所です。

林の中へ入るや否や、すぐに

先生の解説が始まります。

まずは、



こちらフキノトウ。

木滑でも、今の時期たくさん採れますが、

このフキノトウには、メスとオスがあります。



見えにくく申し訳ないのですが汗

微妙に違いますね。

写真で高く伸びているのがメスになります。

雌雄異株なのだそう!

そんなことすら、私は知りませんでした。。。

ちなみに、このフキ、

芽ではなく葉っぱの茎の部分も食べられます!四葉

そして、タラの木。



一本から10コほど出る芽を摘み、食します!

陽のあたるところで、良く育つそう!



いっぱいのトゲトゲ。

とげなしのものも、あるそうです!

タラの芽なのですが、頂上付近の芽を2つ以上採ってしまうと、

その木自体がダメになってしまう確率が

とても高いのだそう。

なので、



このように、

根元から木を伐ると、またその木が元気に伸びるそうです!

進むと、



春の七草の一つであるセリや 上



漢方などに良く使用される甘草(カンゾウ) 上 がありました!



ズンズン進みます。



コシアブラ発見 上 音符音符



これはギシギシ 上 と呼ばれるもの。

または「丘ジュンサイ」とも呼ばれます。



根元にある、若い芽を食べます。

少しヌルッとしているのが特徴です。

機能性が高いようで、血圧の上昇抑制にもなるとか。

しかし、食べすぎはあまり良くないそうです。

そして、似ているもの発見。



と、



違いがわかりますか??

前者はアサツキ。

後者はラッキョウです。

区別がつきません汗汗

そして、



籾殻から出てきたのは、、、



山ウドです!

少し歩くと、道の真ん中に、



トトキが。または、「ツリガネニンジン」とも呼びます。

紫の花が咲き、おひたしにして食べられるそうです。



横を見ると、、、



木々の間にあるのは、



「こごみ」でした!音符

最適な環境で、いつの間にかよく育っていたそう!

他にも、



からし菜 上 や、



ゼンマイ 上

昔、焼畑をした後に、ゼンマイがたくさん生えたそう!

それは、なぜでしょうか??

焼いたのが関係するのか??

と思いきや、木や草がなくなって、

陽がよく当たることにより、

ゼンマイは、太く強く成長するのだそうです!



これはアケビです 上



少し開いていますが、

この状態になる少し前の蕾のようなアケビの葉っぱを、

天ぷらにするとおいしいのだそう!!

他にも、



ウバユリ 上 や、三つ葉など、

食べられるものが、山の中にはいっぱいありました!!

歩くと、何かに出逢います。

今まで何気なく歩いていた山の中ですが、

段々、みんなで食べ物を踏んでる感覚になってきました汗

山には、足の踏み場がない!!

こんなに、食べられるもの、タカラモノが

溢れていたのですね音符

知れば知るほど素晴らしいです、山の幸。

もっと色々勉強して、

山の魅力を知っていきたいと思っています!




2011年04月11日 月曜日そのほかcomments (0)
木滑の仲間!
金沢は、美しい桜の季節四葉



週末に、しいのき迎賓館で開催されました

「乙女の金沢 春ららら市」

に遊びに行ってまいりました音符



私達が行った10日の日曜日は天気がとてもよく、

大勢の人が遊びにきていました太陽



こちらの春ららら市には、私達の仲間が

お店をだしていますりんご

以前ブログ(こちら)でもお伝えしました、

三井の「まるやま組」さんです月



まるやま組は、東京から輪島の三井に移住し、

近くの小高いまるい山で田んぼをしたり、

里山の文化を大切にした活動を行っている方たちです。


奥様のハギノユキさんは、デザイナーさんでもあり、

店頭に並ぶ商品は本当に素敵なものばかり音符



能登の素材と、ハギノさんのデザインが組み合わさり、

本当に、人を惹きつける品物になっています。



これは、「おガバン」と言われるもの。

そう。絵を描くときに使う、あのガバン。

本当に素敵なのです。

持ち歩いて、これを使って絵を描いたら、

始終 シアワセな気分間違いなしです。

春の季節にぴったり音符



素敵なものを作っている、

素敵な方たちに刺激を受けつつ、

私達も、日々頑張っていきたいと思っています!