山笑いー木滑な時間ー
2011年09月08日 木曜日そのほかcomments (0)
木滑 ものつくり ものかたり
みなさま。

本日は、正直にお話をさせて頂きます。

告白致します。

お忘れではないでしょうか、我々の畑。

雑草が、予想以上の事態で、

ほとんど作物が見えません。



みなさま、ごめんなさい。

期待していてくださる、

木滑のおじいちゃん、おばあちゃんたち、

ごめんなさい。

釜の上に来るのは難しいため、

こんな形でのご報告、というか、告白になりますが、

主に、草の中の作物になっている状況を報告するのは、

本当に心苦しく思います。



我々は、草が土を耕す!

土の保湿の役目をする!

いろんな生物、植物の共生!

というスタンスで畑をしていますが、

この度、雑草をはやしすぎました。

何事も過剰はあまりよくありません。

深く反省しております。


ということで、本日は草刈り作業!!



完全に、雑草に養分を与えすぎてしまいました。

ものすごい量です。

せっせ、せっせと鎌で草刈り。

田んぼを挟んだ向こうでは



田村さんが、ユンボを使って、

土地を起こしています!!!

さすが!!!


釜の上が変わりつつある日々。

木滑のお父様がたは、

40年前に、ここ釜の上にあった、

賑やかな風景を取り戻すべく、

日々汗を流しております。



そして、今日は田村さんのおうちの

かわいいリナちゃんが、参戦!音符



お水大好きなリナちゃんは、水路に入って、

遊んでおります!



体がすっぽり入るのが、うらやましい!!

そして、もうお一方ニューフェイスがいらっしゃいます。



牛さんです!!うし

新しいメンバーが、やってきたのです。

今まで木滑にいた子と、メンバーチェンジです。

木滑を気にいってくれますでしょうか?


そうこうしている間にも、

畑作業は続きます。



田村さんに、色々教えてもらいながら、

以前、動物に襲われた(詳細はコチラ

サツマイモをチェック!

すべてを掘り起こされてしまいましたが、

かろうじて、ひとつは、サツマイモがなっているだろう、とのジャッジ!

やりました!!!パンチ


そして、草刈りをしたヤマイモ周りですが、



緑、緑で、ビフォア・アフターの変化がよくわかりませんが、

ヤマイモの茎が出てきました!!



刈った草は、うねに、撒きます。

最近は、朝と昼の温度差が激しいため、

少しでも、温度差がなくなればよいなと思っています。


そして、畑にもニューフェイスが!

ブロッコリーに、白菜、大根を植えました。

他にも、



紫キャベツに、



小玉キャベツも!

大きく育ってちょうだい!!


大きく育つといえばこちら。



森ではありません。

紫蘇です。しそです。

伝統的な日本の素晴らしきハーブ、紫蘇です。

立派に育ってくれたものです。

もうすぐ、花もつきそうです。


本日の収穫!



オクラに、ピーマン、

コリンキーかぼちゃに、坊っちゃんかぼちゃ、

バターナッツかぼちゃ。



ゴーヤも加わり、バケツいっぱい!

すべて、無農薬・無肥料でございます!太陽

土に、種をまいて、

水をかけて、太陽の光を浴びて、

それだけで、こんな立派なお野菜になるなんて。

摩訶不思議。

と思いつつ、自然の力に敬服の意を表するとともに、

感謝して頂きます!









2011年09月07日 水曜日そのほかcomments (0)
サバイバルキャンプ!!
夏山 里山祭 山笑い

27日の夜には、

「サバイバルキャンプ」

が、釜の上の耕作放棄地で行われました!



見えますか??汗

ここは、40年以上も使用されておらず、

先日、石川県の各地からボランティアの方が

集まってくださり、草刈をした場所です!

そこにお昼から、お客さんが、テントの準備!



釜の上フェスが行われ、

あさんがえしが踊られたすぐそばに、

テントが並んでおります!



夜を迎えると、辺りは真っ暗。

釜の上には、明かりが一切ありません。

明かりを持ち寄り、BBQです!



このたび、サバイバルという名前を

つけさせていただきましたのには、

理由がございます。

釜の上には、建物が一切ございません。

そして、流れているのは、田んぼ用のお水のみ。

飲める水や、電気などは一切ないこの場所での一夜月



下は、芝生ではなく、耕作放棄地で草が刈ってあるだけの状態。

ゴツゴツしておりましたが、

参加者のみなさまにもご協力いただき、

草を刈ったりしながら、テントをたててもらいました。

水も、明かりも、平坦な土地でもない、

何にもない山のふもとでのキャンプのため、

この度、サバイバルパンチとさせていただきました!



この夜は、前日までの雨が嘘のようなお天気太陽

山のふもとに響くは、虫の声。

天上に広がるは、満天の星空!

最高のキャンプ日和ですオッケー



夜8時からは、

自然体験インストラクターの藤川恭子さんによる、

ナイトハイク月を行いました。

小さなお子さんから、東京からのお客様まで、

いろんな方々、約20名の参加者のみなさまと共に、

明かりを使わずに、真っ暗な山のふもとを歩きます。


夜になると、山は一変します。

強い緑だった山が真っ黒に。

対岸の山脈の輪郭も、黒くどっしりして見えます。

森の奥も、真っ暗。何にも見えません。

空気も、重くなってきます。

が!みんなで迎える夜の山はワクワクすることもいっぱい音符


耳を澄ませば、いくつもの種類の虫の声。

近くを流れる水の音も、大きく聴こえます。

夏の夜の、森の香りもしてきます。

風にゆれる、木々の葉っぱの音も。

牛さんの様子も気にしつつ、

夜の、森のお散歩は続きます四葉


そして、本日のメインイベント!

草の上に敷いたおっきなシートにみんなで寝転んで、

満天の星空を見ました。

夏の大三角形はもちろん、

天の川も、小さな小さな星までとても綺麗に見えました星


みんなで、星座の名前を言い合ったり、

流れ星を探したり、

静かに静かに、星を眺めたり、森の音を聴いたり。


日常には、たくさんの便利なものが溢れていて、

何不自由ない、幸せな暮らしがあります。

それは、先人たちが築いてくれた、知恵と技術のおかげ。


でも、不自由・不便ですが、かけがえのない、

贅沢な時間、空間が、里山の夜にはありました。

すぐ側に、当たり前にあり続けるものなのに、

日常の中では、あまり感じること、経験することができないもの。

そういうものを、楽しんで頂けたのではないかと思っております。


サバイバルキャンプに、参加してくださったみなさま、

本当に、ありがとうございました!

またこれからも、機会があれば、

より多くのみなさまに、里山の夜を、

楽しんで頂ければ嬉しく思います星







2011年09月05日 月曜日これまでのイベントcomments (0)
夏山 山笑い!
夏山 里山祭 山笑い

前日までの雨がうそだったような

素晴らしい天気に恵まれた、夏の山笑い。



木滑神社の神様が、見守ってくださる中、

山笑いでは神社市も、開催致しました。



神社の鳥居の下では、流しうどん!

木の下では、谷端さんが手打ちでうどんを作り、

その場で麺をゆでて、冷やし、

裏山から採ってきた竹を使って、流します音符



晴天の下、うどんをほおばります!おいしそう太陽


そして、今改修している木滑神社の本殿の脇では、

zenさんのブログ(コチラ)でも紹介されましたように、

木滑の石積み職人さんである明地さんの指導のもと、

伝統技術 石積みの技!が伝授されましたパンチ



そして、市の方では、

様々なグッズが!!



白山ろくで採れるクルミを利用した

木滑の特産品・クルミ炭です!

消臭効果があるとともに、見た目もかわいい

クルミの殻を使った炭になります。

そして、



木滑神社には、触ると安産!という

霊験あらたかな安産石というものがあります。

平安時代に、仏御前という美女が、

この場所で、平清盛の子を産み、

それ以降、集落には、安産石として祀られている岩があるのです!

そのお守り!

他にも、お母さんの手作り雑貨!!



里山に欠かせないグッズなども並び、

私も、購入!!大活躍のお母さん手作りグッズです。


そして、山菜おこわなどの、おいしいお惣菜が並びました音符



お祭りの際に、昔から作られていた笹寿司!



絶品の笹寿司ですが、夏の山笑いでは、

この笹寿司作りの体験も行われました。

その様子はまた後日ご報告させていただきます!!パンチ


そんな中、ヒラヒラと舞う青が、目に飛び込んでまいりました。



藍染め体験です!

たくさんの古着の中から、自分の好きなものを

選んでいただき、



割り箸や、輪ゴムなどを使って、

浮き上がってくるであろう模様を思い浮かべつつ、

手を加えます!



冬に引き続き、椿下先生のもと、

藍液の中に、漬け込みます。



そして、空気に触れさせます!



ここが肝心!!

ここで、ムラが出てしまうことがあるので、

よーく空気に触れさせて、ムラがないか確認!



そして、ヒラヒラと風になびかせて、

乾かします!

素敵な藍色が、木滑に揺らめいておりました。

これは、着なくなった古ーい洋服も、

藍で染めることによって、また新たに生まれ変わり、

着る事ができるようになります!

また、山の水を使用すると、塩素などが入っていないため、

とても透明感がある、藍の色になるのだそう。

神社市は、夏の明るい日差しのもと、

木滑の竹や、石や、水や、風と、

触れあう場所になりました。

みなさんの笑顔が、とても嬉しかったです。

夏の山笑いにお越しいただきましたみなさま、

本当にありがとうございました!!!太陽