山笑いー木滑な時間ー
2012年04月08日 日曜日ふうけいcomments (1)
田植えへ向けて!
木滑の今。

目指すは田植え。


で、苗を育てております。

昨年、育てた我らが愛するお米。



ばあちゃんたちと、お客さんたちと、

一生懸命手刈りしたお米。



その子達が、また子孫を増やす場面であります。

無農薬・無肥料・無除草剤で、育てたお米です。

もみをつけたまま残しておいた、

種籾たち。

誰が、子孫を残すのか!!!

第一オーディションの日がやってまいりました。



まずは、みんなバケツの中へ。

ここまではみなさんが入場可能。



一粒、一粒が、未来を築く、未来を担う、

タカラでございます。

が!

より優秀なものたちを、選別する必要があるのです。

より良い未来を目指して!



はい。多くの参加者。

よく、育ってくれました。

泣けます。

でも、落とされる者たちがでてきます。


まず、下準備。



バケツの中に入れたのは塩。

塩水を作ります。

濃度は、水10リットルに対し、塩2.5kgほど。

卵が浮くほどだそう。



ここでは、山から流れる水を使用。

塩素が入っていませんからね。



ここで、注意すべきは、水の温度。

塩を溶かそうと、かき混ぜますが、

そのかき混ぜる手がちぎれそうになったら、選手交代してください。

雪解け水、なめたらいけません。


塩水を作って、何をするのか。

そうです。

ここで、落とされる者たちがでてくるのです。

世知辛い世の中。

中身の詰まっていない子達は、外されてしまいます。



まず、水の段階で浮いてしまう子。

残念。

失格です。



残念!!!!汗汗

すくい出します。



その後も、かき混ぜては、

浮いてくる子をすくいだして、

沈み続ける、優秀な子を選別するのです。



まだまだ、浮きます。



それを、まだとり続けます!



そして、最終的に残った子達が、

芽を出すことを許されるのです。



そして、この子達は、

温度管理された箱の中で、

じっくりと、成長するのです。



水温は、20度以下。

水の中につけて、箱をわらで包みます。



まだまだ、寒いので、温度が下がらないように。



昔は、お風呂などで、温度管理され、

芽出しを行っていたのだそう。

20度以下で、大体10日ほど待ちます!

水の入れ替えは、2日に一回。

芽、果たして、無事に出るのか!!

木滑、自然栽培の、初の試みなのでありますパンチダッシュダッシュ

成せば成る、成さねば成らぬ、なにごとも!

頑張ります!!ダッシュダッシュ




2012年04月05日 木曜日これからのイベントcomments (0)
春の山笑い!!
春です!

物凄い風が、吹き荒れて、

瓦やトタンを吹き飛ばし(風速35m!)

木滑にも春がやってきました。



眼下に流れる手取川の向こうに見えるは

白山!我らが女神です。



見えますか??


写真にどうしても写せない!!汗ダッシュ

このもどかしさ!!!!ダッシュダッシュ


この時期、周りの山々は、

山肌が見え始め、少し黒くなっていますが、

白山だけは、まだキラキラと白く輝いております。



その姿が、より一層、白山の美しさを際立たせて、

白山が綺麗に見える日は、

なんともラッキーでハッピーな気分になれるのです太陽

ということで、決定致しました!!

春の山笑い!

2012年5月20日(日)

10:00~


木滑 吉野谷ふれあい交流センター集合で、

泥にまみれて、

山のふもとで、手植えです!

田植えを、おばあちゃんに習いながら、

みんなでしましょう!!!




昨年は、少し天気が悪かったものの、

たくさんの人が参加してくださり、

みんなで田んぼを作ることができました!



山のふもとで、みんなで

泥んこになって、手植えです。



農薬を使わない田んぼなので、

みんな安心してきてください!

でも、長靴があると、やっぱりいいかなぁ~音符



当日は、集落のおばあちゃんたちが

先生になります!



みなさま、是非、遊びにきてください!!

神社市で、おいしい食べ物も食べることが

できますので、遊びにくるだけ、

自然の中、歩きたい!

山のふもとに遊びに行って、リフレッシュしたい!

という方も、大歓迎!四葉四葉

是非、是非、みなさま遊びにきてくださいね!!



2012年03月26日 月曜日人々comments (0)
じょかべ復活!!
木滑には伝統の踊りが二つ。

一つは、2010年の秋に約20年ぶりに復活。

木滑史上初、三区合同で、

かつては石積みの棚田が綺麗だった「釜の上」で、

おじいちゃん、おばあちゃん、子供も一緒に踊りました。



それが、「あさんがえし」

山笑いの際や、打ち上げなどでも踊っています。

そのあさんがえしが、元気の源なのですが。

もう一つ。

実は、眠っていた伝統の踊りがあったのです。

それが、「じょかべ」

それを、復活させよう!!!と、集まりました。



みんな、覚えてないので、四苦八苦です。

なんせ、ほんとにずっと踊られていなかったのだから。

おばあちゃんたちが、ぎりぎり覚えているくらい。



それを、あーでもない、こーでもないと

言いながら、昔の映像を見て思い出します。



そして、本日はスペシャルゲストを招いての

じょかべの復活でした。

それは、金沢で活躍するカタンナのみなさま!!花



こちらはリズムチーム。

カタンナはアフリカンダンスのチームなのですが、

昨年開いたはじめての山笑いの際に、

木滑で演奏、ダンスを披露してくださいました!!

その大地を感じる踊りとリズムに、木滑の人が感動!!

今回も、昔からの踊りの復活を是非

カタンナのみなさんに手伝っていただきたく、

声をかけさせていただきました星



唄ですが、

またこちらも唄いますのは、

下木滑の丹保さん。



85歳、現役です。

誰にも負けません!!!ダッシュ

というか、丹保さんしか、じょかべは唄えません汗

木滑のタカラです。



里山木滑の丹保さんと、アフリカンダンスのカタンナの

コラボで実現した今回の企画なのであります!!




そして、カタンナダンスチームも、素晴らしいダンスセンスで、

即刻じょかべマスター!!


しかし、今回の問題は。

じょかべは、とても踊りにくい踊りで、

みんな、つまらなかったり、わからなかったりで、

徐々に踊るのをやめてしまい、

過疎化や高齢化でさらに踊ることはなくなってしまった、

という歴史を持ちます。


なんとか、踊りやすくならないか?

そして、復活させ、みんなでもう一度踊れないか?

というのが、今回の目的。

カタンナのみなさんにご協力いただき、

リズムもわかりやすく、そして、踊りも少しサッパリさせての

復活となったのです!パンチ


いや、それにしても驚いたのは。

見てください。



これは、じょかべの歌詞。

楽譜を見てみますと。





???



よーく見てください。

その指示を。

神秘的に、かつ幽玄に。

!!!!

なんて、素敵な指示。

このじょかべの唄。どんな唄なのでしょう。

タイトルは、

目蓮尊者の地獄めぐり。

さすがっす。



カタンナの方が見入っているのは。

随分昔に書かれた、唄本です。



完全に読めません。

こんな風に、受け継がれる歴史、文化があるのです。

素敵ですね。

豊かです。

ワクワクします。


そして、この踊りの囃子。

たかーい声で、

「そーれそれー」

と言います。ひょーいひょーい、みたいに聞こえます。

私は、それがすごく、好きです。

また、踊りも一風変わっていて、

なんとも惹かれるものがあるのです。

みんな、時間をかけて、体に覚えこませます。



何周も何周もして。

ばあちゃんの動くを、よーく見て。

そして、自分の中に、イメージを持って。


この時期はちょうどお彼岸でした。

ご先祖様たちが、一緒に踊っていたかもしれません。

おお、おお、懐かしいの。

おい、それ、違うがいや。

きれが悪い!足が違う!

きっと、やんや言っていたに違いない。

でも、確実に喜んでくれていたに違いない。

そう思います。



みんなで、笑いながら、苦しみながら、

やんや言いながらの、じょかべの復活でした。



今度は、みなさんも、一緒に踊りましょうね。

輪になって、踊るのは、

いいですよ~~。