木滑 ものつくり ものかたり
2010年 12月 11日 (土)
上木滑 公民館にて
午後1時 から開かれます!
参加無料です
まずは第一部。
‘木滑 ものつくり’
と、題して、
木滑のおばあちゃんたちに、
里山の冬の手仕事として、
かご
と
布ぞうり
の作りかたを習いたいと思います!
その後の第二部。
‘木滑 ものかたり’ では、
様々な民話や昔話の世界を
独特の語りで表現されている
本田 和 さん
をお招きし、
木滑にまつわる物語を語っていただきます。
今から一同、木滑の物語が、
本田さんの世界と融合するのが楽しみです
そしてこの日は、
イベントに参加してくださるみなさまと、
木滑のおじいちゃんもおばあちゃん、
本田さん、私達、
み~んなで一緒にいくつかの輪になって、
昔のお話をしようと思っています!
みんなでお茶とお菓子を囲んで、
おばあちゃん達の、
「昔はこんなんやったがや~」
というお話を一緒に聞きませんか?
もう私達が見ることのできない、
でも、確実にこの土地に流れた風景というものを、
みんなで一緒に見ることができる、
とても素敵な時間になることと思います。
興味深い、日本の里山に流れた物語、
あったか~い木滑のおじいちゃん、おばあちゃんのかたりに、
是非みなさま、会いに来てください。
参加は無料なので、みなさん気軽に足をお運びください。
駐車場は、公民館のすぐ横になります。
地図はこちらをクリックしてください↓
上木滑公民館
公民館は地図の4番です
2010年 12月 11日 (土)
上木滑 公民館にて
午後1時 から開かれます!
参加無料です
まずは第一部。
‘木滑 ものつくり’
と、題して、
木滑のおばあちゃんたちに、
里山の冬の手仕事として、
かご
と
布ぞうり
の作りかたを習いたいと思います!
その後の第二部。
‘木滑 ものかたり’ では、
様々な民話や昔話の世界を
独特の語りで表現されている
本田 和 さん
をお招きし、
木滑にまつわる物語を語っていただきます。
今から一同、木滑の物語が、
本田さんの世界と融合するのが楽しみです
そしてこの日は、
イベントに参加してくださるみなさまと、
木滑のおじいちゃんもおばあちゃん、
本田さん、私達、
み~んなで一緒にいくつかの輪になって、
昔のお話をしようと思っています!
みんなでお茶とお菓子を囲んで、
おばあちゃん達の、
「昔はこんなんやったがや~」
というお話を一緒に聞きませんか?
もう私達が見ることのできない、
でも、確実にこの土地に流れた風景というものを、
みんなで一緒に見ることができる、
とても素敵な時間になることと思います。
興味深い、日本の里山に流れた物語、
あったか~い木滑のおじいちゃん、おばあちゃんのかたりに、
是非みなさま、会いに来てください。
参加は無料なので、みなさん気軽に足をお運びください。
駐車場は、公民館のすぐ横になります。
地図はこちらをクリックしてください↓
上木滑公民館
公民館は地図の4番です
12月1日(水) 10:00~
木滑公民館で「お料理教室」が開かれました
谷端のおばぁちゃん方に先生になっていただいて、伝統的な
報恩講料理を中心に料理を作りました。
昔は家々で行われていた報恩講を思い出して、その時の
料理を作ります。
今回のメニューは「かっちり豆」「ころがし」「煮なます」
の3品です。
↓公民館の台所、ところ狭しとみなさんで料理作り
↓ゴマをすりすり~
煮なますは文字通り、なますとは違って具材を煮ます。
先日のブログで紹介した打ち豆も入ってます。
ころがしは「にんじん」と「ごぼう」と「ごんご(むかご、ぬかご)」の
胡麻あえです。ごんご(むかご)は主に山イモの茎が肥大化して
形成された肉芽で、小さなイモの形をしています。
ころがしは「ごんぼころがし」と呼ぶこともあるそうです。
ごんぼは「ごぼう」のことです。
かっちり豆は大豆を塩、砂糖でコトコトと甘めに煮た豆です。
報恩講料理ではないですが、木滑に受け継がれる伝統料理
として今回作ることになりました。
かっちり豆の作り方は、まず、大豆の重さの3倍の水を入れて、
塩を入れて水分が少なくなるまでとろ火でコトコト数時間煮つめ
ます。目安としては2合なら2時間、3合なら3時間煮つめます。
ここで火が強すぎたりすると、大豆の皮がむけちゃったり、
大豆が割れちゃったりするので注意が必要です。
↓あくまで弱火でコトコトじっくり煮ます
とにかく弱火でじっくり煮ることが大切なんですね。
ある程度水分が少なくなってきたら砂糖を入れて、
さらに煮つめます。
豆が元の大きさに戻るまで煮つめたら完成です。
豆にシワがよったのを、かっちりと言うそうです。
かっちり豆ひとつをとっても、お家によって作り方が様々です。
谷端のおばぁちゃんをはじめ、お話を伺った田村さん、河合さん
は塩、砂糖の他にしょう油を入れるそうです。
私がそばで見ていた、山口さんのかっちり豆の場合はしょう油
を入れません。今回は使いませんでしたが、いつもは砂糖の
代わりにきざら(ざらめ)を使うそうです。
そのほうが豆に良い色がつくそうです。
唐辛子もちょっとだけ入れます。
じゃがいもの「かっちり」もあるそうです。じゃがいもの場合は、
砂糖、しょう油、味噌、なんば(唐辛子)、みりんを使うそうです。
これもおいしそう~。
「クルミ寒天」や「すはま」も作るそうです。次回のお料理教室の
時にでも作っていただきたいです。
↓左から谷端さん、田村さん、中村さん
田村さんは塩、砂糖を同時に入れて作るそうです。
また、鍋にフタをするそうです。
今は作らなくなりましたが、昔は「あぜ豆」を作ったそうです。
あぜ豆とは田んぼの畦(あぜ)で大豆を栽培することです。
おいしい豆が作れたそうです。
中村さんは大根、白菜、里芋、ほうれんそう、かぼちゃ、
きゅうり、大豆などいろんな作物を作っています。
ところが、大豆だけは今年ダメだったそうです。今年のように
豆がならなかったのは今までになく、初めてのことだそうです。
報恩講の料理にはぜんまいを炊いたものがあったり、ぜんまい
の干し方・戻し方は木滑と他の地区では方法が違っていたり、
昔はきゅうり、ナス、ウドのカス漬けを作ったりしていたそうです。
そして、料理完成~!みんなで食べましょう~。
まずは、今回の先生、谷端のおばぁちゃんがみなさんにご挨拶。
さぁ食べましょうー。「いただきます!」
↓かっちり豆です~
↓ころがしです~
↓煮なますです~
どれもこれもおいしい!ころがしの見た目はくどそう(味が濃そう
)だったのですが、そんなことは全然なくて、ごまの風味がとても
効いていておいしかったです。「ごんご」は初めて食べました。
本当に小さいお芋みたいな感じでした。
なますみたいに酸っぱいのかな思っていた煮なますですが、
食べやすくおいしかったです。かっちり豆はしょう油入りの豆も、
塩・砂糖のみの豆もおいしかったです。
↓谷端さんから山菜「げぼし」もいただきました~
↓山口さんが作った大学イモもいただきました~
とてもにぎやかな食事会になりました。
こうして木滑のみなさんが集まれる機会があることはとても
嬉しいことだとおっしゃっていました。
みんなが集まれる施設(公民館)があることはとても素晴らしい
ことだと思います。これからもこういう機会を少しでも増やして
いければいいな、と思います。
↓みんなで記念撮影~
「ごちそうさまでした!」
木滑公民館で「お料理教室」が開かれました
谷端のおばぁちゃん方に先生になっていただいて、伝統的な
報恩講料理を中心に料理を作りました。
昔は家々で行われていた報恩講を思い出して、その時の
料理を作ります。
今回のメニューは「かっちり豆」「ころがし」「煮なます」
の3品です。
↓公民館の台所、ところ狭しとみなさんで料理作り
↓ゴマをすりすり~
煮なますは文字通り、なますとは違って具材を煮ます。
先日のブログで紹介した打ち豆も入ってます。
ころがしは「にんじん」と「ごぼう」と「ごんご(むかご、ぬかご)」の
胡麻あえです。ごんご(むかご)は主に山イモの茎が肥大化して
形成された肉芽で、小さなイモの形をしています。
ころがしは「ごんぼころがし」と呼ぶこともあるそうです。
ごんぼは「ごぼう」のことです。
かっちり豆は大豆を塩、砂糖でコトコトと甘めに煮た豆です。
報恩講料理ではないですが、木滑に受け継がれる伝統料理
として今回作ることになりました。
かっちり豆の作り方は、まず、大豆の重さの3倍の水を入れて、
塩を入れて水分が少なくなるまでとろ火でコトコト数時間煮つめ
ます。目安としては2合なら2時間、3合なら3時間煮つめます。
ここで火が強すぎたりすると、大豆の皮がむけちゃったり、
大豆が割れちゃったりするので注意が必要です。
↓あくまで弱火でコトコトじっくり煮ます
とにかく弱火でじっくり煮ることが大切なんですね。
ある程度水分が少なくなってきたら砂糖を入れて、
さらに煮つめます。
豆が元の大きさに戻るまで煮つめたら完成です。
豆にシワがよったのを、かっちりと言うそうです。
かっちり豆ひとつをとっても、お家によって作り方が様々です。
谷端のおばぁちゃんをはじめ、お話を伺った田村さん、河合さん
は塩、砂糖の他にしょう油を入れるそうです。
私がそばで見ていた、山口さんのかっちり豆の場合はしょう油
を入れません。今回は使いませんでしたが、いつもは砂糖の
代わりにきざら(ざらめ)を使うそうです。
そのほうが豆に良い色がつくそうです。
唐辛子もちょっとだけ入れます。
じゃがいもの「かっちり」もあるそうです。じゃがいもの場合は、
砂糖、しょう油、味噌、なんば(唐辛子)、みりんを使うそうです。
これもおいしそう~。
「クルミ寒天」や「すはま」も作るそうです。次回のお料理教室の
時にでも作っていただきたいです。
↓左から谷端さん、田村さん、中村さん
田村さんは塩、砂糖を同時に入れて作るそうです。
また、鍋にフタをするそうです。
今は作らなくなりましたが、昔は「あぜ豆」を作ったそうです。
あぜ豆とは田んぼの畦(あぜ)で大豆を栽培することです。
おいしい豆が作れたそうです。
中村さんは大根、白菜、里芋、ほうれんそう、かぼちゃ、
きゅうり、大豆などいろんな作物を作っています。
ところが、大豆だけは今年ダメだったそうです。今年のように
豆がならなかったのは今までになく、初めてのことだそうです。
報恩講の料理にはぜんまいを炊いたものがあったり、ぜんまい
の干し方・戻し方は木滑と他の地区では方法が違っていたり、
昔はきゅうり、ナス、ウドのカス漬けを作ったりしていたそうです。
そして、料理完成~!みんなで食べましょう~。
まずは、今回の先生、谷端のおばぁちゃんがみなさんにご挨拶。
さぁ食べましょうー。「いただきます!」
↓かっちり豆です~
↓ころがしです~
↓煮なますです~
どれもこれもおいしい!ころがしの見た目はくどそう(味が濃そう
)だったのですが、そんなことは全然なくて、ごまの風味がとても
効いていておいしかったです。「ごんご」は初めて食べました。
本当に小さいお芋みたいな感じでした。
なますみたいに酸っぱいのかな思っていた煮なますですが、
食べやすくおいしかったです。かっちり豆はしょう油入りの豆も、
塩・砂糖のみの豆もおいしかったです。
↓谷端さんから山菜「げぼし」もいただきました~
↓山口さんが作った大学イモもいただきました~
とてもにぎやかな食事会になりました。
こうして木滑のみなさんが集まれる機会があることはとても
嬉しいことだとおっしゃっていました。
みんなが集まれる施設(公民館)があることはとても素晴らしい
ことだと思います。これからもこういう機会を少しでも増やして
いければいいな、と思います。
↓みんなで記念撮影~
「ごちそうさまでした!」
無事座談会が終わって一安心するのも束の間、翌日は人夫の日でした。祝日ではありません。
人夫とは、土木工事・荷役などの力仕事に従事する労働者のことです。
具体的に何をするかと言いますと、年に何度か一家から一人出して、男性はこれからのなが〜い冬に向けての村の水路の管理•掃除、女性は前にもブログで紹介した道場の掃除(仏具磨きなど)です。
朝7時から釜の上に集合し、まず、水路の上にかぶさっているブロックを並べて整理し、チェーンソー、鋸(のこ)、鉈(なた)を持って水路近辺の木を切ったり、水路の中で落葉が詰まっているのを手を突っ込んで掃除したり…
みなさん慣れた手つきでバサバサ切って、グイグイ進んでいきます
次第に合流し10人近くの人数になり、どしゃ降り雨の中細い山道をゴソゴソ練り歩きました。
歩いている途中も、「わしら小さい頃はここでスキーをやっとったんや」、「昔はこの細い道が農道で、釜の上で穫れた稲を抱えて運んだもんや」などと昔の生活の話を教えてくださいました。
終わった後はみんな達成感があり、笑顔で色々な話をしました
村の男の人たちの元気のある笑顔には、温かく包んでくれるような安心感があり、どんな困難にぶちあたっても、どうにか克服できそうな力が湧いてきます。
このようにして村の絆が育まれ、お互い助け合うことで、物理的にも精神的にも満たされていくのかなあと木滑に来てから思うようになりました。
一人では何も出来ずに死んでしまいます。自給自足で生きていくのは不可能です。
何かしら人は支え合って生きていて、それに感謝することで生きがいを感じ、前に進んでいくものだと思います。
また大切なことをここ木滑で学びました。
日々感謝です。
人夫とは、土木工事・荷役などの力仕事に従事する労働者のことです。
具体的に何をするかと言いますと、年に何度か一家から一人出して、男性はこれからのなが〜い冬に向けての村の水路の管理•掃除、女性は前にもブログで紹介した道場の掃除(仏具磨きなど)です。
朝7時から釜の上に集合し、まず、水路の上にかぶさっているブロックを並べて整理し、チェーンソー、鋸(のこ)、鉈(なた)を持って水路近辺の木を切ったり、水路の中で落葉が詰まっているのを手を突っ込んで掃除したり…
みなさん慣れた手つきでバサバサ切って、グイグイ進んでいきます
次第に合流し10人近くの人数になり、どしゃ降り雨の中細い山道をゴソゴソ練り歩きました。
歩いている途中も、「わしら小さい頃はここでスキーをやっとったんや」、「昔はこの細い道が農道で、釜の上で穫れた稲を抱えて運んだもんや」などと昔の生活の話を教えてくださいました。
終わった後はみんな達成感があり、笑顔で色々な話をしました
村の男の人たちの元気のある笑顔には、温かく包んでくれるような安心感があり、どんな困難にぶちあたっても、どうにか克服できそうな力が湧いてきます。
このようにして村の絆が育まれ、お互い助け合うことで、物理的にも精神的にも満たされていくのかなあと木滑に来てから思うようになりました。
一人では何も出来ずに死んでしまいます。自給自足で生きていくのは不可能です。
何かしら人は支え合って生きていて、それに感謝することで生きがいを感じ、前に進んでいくものだと思います。
また大切なことをここ木滑で学びました。
日々感謝です。
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