山笑いー木滑な時間ー
2011年03月18日 金曜日そのほかcomments (3)
農村と都市をつなぐ。その1
17日に「いしかわの新しい里山づくりキックオフイベント」が地場産業振興センターにて開催される予定だったのですが、震災の影響で延期になりました。

しかし、翌日予定していた里山創造人材育成セミナー@県庁は開かれ、「NPO法人えがおつなげて」(HPはこちら)代表 曽根原久司さんの講演会に参加してきました。



曽根原さんのお住まいの山梨県は耕作放棄地率が全国第2位で、なんと800ha(東京ドーム170個分の面積)もあるそうですぎょ
そもそも耕作放棄地というのは、農作物が1年以上作付けされていない農地のことです。
これは、過疎高齢化が進み、農業の担い手がいなくなるのが原因で、日本各地で深刻な問題となっていますダッシュ

そこで、曽根原さんは、ほとんど土に触れたことのない都会の人に開墾ボランティアとして来てもらい、ほったらかしの耕作放棄地を起こし、かつての美しい棚田に戻したそうです。
一度野生に戻ってしまった場所を一から起こし始めるのはとても大変だったと思います。
しかし、地域の住民が、かつての田棚の風景に強い思い入れを抱いていたため、地域の方々と共に復活させたそうです。

ほんとうに素晴らしいことだと思いました。

諦めていた昔の風景が蘇る。
懐かしむ。
きっと村全体が元気な笑顔に包まれたことでしょう。

そして、
木滑の「釜の上」にも広大な耕作放棄地が拡がっています。



どうにかどうにかして、ここをかつての石積みの美しい棚田に戻して、木滑を元気にしたい!
そして、木滑から日本を元気にしたい!

と、今、切実に思います。

前進あるのみです。


コメント
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そこで、まず我々消費者が「たべもの」のことをもっとよく知り、今自分たちが何を食すべきなのかを真剣に考える必要があります。
もはやこれからの時代は「おいしいから」、「簡単だから」、「安いから」という価値観を捨て去るべきではないかと思います。
本当の「おいしい」とは、その食べ物に対する感謝の気持ち、それとのつながりや思いやりを感じることができて初めて思えることだと思います。
そのためには、生産者ともっと近い関係になる必要があります。

農村と都市を密につなげていきたいです。
| しゅ | URL | 2011/03/21 02:43 PM | D7hqw1Qg |

昔から、何でも新しいものを取り込もうとする国の姿勢は素晴らしいと思いますが、うわべだけ、その場限りではなく、ちゃんと地下の「根」を見る政策を望みます。

生活の根幹である「たべもの」を他国に依存するのは良くないことだと思います。
最近問題になった小麦価格高騰などがわかりやすい例です。
なにせ日本は90%も輸入に頼っています。

次コメントに続く
| しゅ | URL | 2011/03/21 02:36 PM | D7hqw1Qg |

哀れな棚田は、国の減反政策の結果です。農業意識の低下、海外より農産物を輸入することでいい顔してきた結果です。
やせた田んぼを戻すには時間かかりますよ。
山を切り開いて白いお米が、食べたくって先人が頑張ってきた田んぼです。
| 和 | URL | 2011/03/21 10:08 AM | rtY2hfHw |


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