山笑いー木滑な時間ー
2011年03月24日 木曜日そのほかcomments (0)
ヒト、HEAT、HEART
沢 麻美さんの写真展、
そして本田和さんの語り、谷内直樹さんによるライブイベントに行ってきました。



沢さんには、山笑いの写真展で。
和さんには、ものつくり・ものかたりの会の、
仏御前の語りでお世話になりました。

そんな素敵なお二方が一緒にイベントをなさるということで、
私達も早速お邪魔させて頂きました月

場所は、吉野工芸の里の鶉荘です。

囲炉裏のある、とてもあったかで素敵な場所お茶



今回は、山に囲まれたこの場所で、
山にまつわるお話が、本田和さんにより語られました。

座敷ぼっこのお話や、山男のお話。
里山を通って、
山と、里を行き来する、存在。
怖いようで、なんだか温かい。
不思議な物語たちです。



谷内さんのソロのギターも楽しむことができました。

これも、また物語のような音楽。
展開が、とても面白く、
様々な感情が飛び交うような音楽でした。

気になって、曲のタイトルを、最後に確認したのに、
、、、、忘れてしまいました
すみません、、、汗汗


そして、和さんの最後のかたり。



「つつじの乙女」

という物語です。

恋をして始まる物語なのですが、

一度うまれた疑心から、

どちらが、どの世界に属する者なのか、

境界が歪んできます。

聴き手にとっては、

現実の世界なのか、

はたまた、

妖怪だとか、もののけの世界の物語なのか、

段々と区別がつかなくなってきます。


曖昧なままに物語は終わりますが、

最終的に目の前に広がるのは、

つつじの綺麗な花が、山いっぱいに広がる、

美しい風景です。


、、、、、よくわかりませんね。

ですが!!

わたしは、この物語がとても好きになりました花

みなさんも、機会があれば、是非読んでみてくださいね。


そして、沢さんの写真!!

こちらは、みなさん見てのお楽しみです星

何度も言うように、柔らかく、強い写真たち。

鶉荘の二階に展示されています。


 「ヒト、HEAT、HEART」



は、3/28(月)までです!!

10:00~17:00(最終日~16:00) 

みなさん、是非四葉四葉








2011年03月20日 日曜日そのほかcomments (0)
農村と都市をつなぐ。その2
こじんまりと内容の濃ゆい講演会でした。



上木滑の田島区長も一緒に参加です。
頑張っていきましょうパンチ

さて、
今まで様々な講演会などに参加してきましたが、
皆さん口を揃えて言うのは、『最終的に行き着く結論は「若い人材」が必要である』ということ。

「NPO法人えがおつなげて」が運営する、えがおの学校では都市農村交流マネジメントコーディネーター育成を目的とした事業を行っています。
そのコーディネーターに必要な6つのスキルがあります。

・農村現場での経験と知識
・マネジメント能力
・問題解決企画能力
・人・社会への共感コミュニケーション
・政策の知識
・市場の知識

…………
大変そうです汗
が、コツコツと一つずつ勉強していきたいです。

生活していけるシステムを作るためには色々なやり方がありますが、どんなことができるのでしょうか?



掛け算すると40通りのやり方があるといいます。
ヒントになりそうです。

実際、曽根原さんのやってこられた取り組みは、企業や大学とうまく連携をとっているものばかりです。
こんなにうまくいくの?と疑問に思うほどです。
それはやはり都市のニーズをちゃんと把握しているからだと思います。

そのためには常にアンテナを張りめぐらせ、色々なところに問題点を見つけ出せる能力を身につけなければなりません。

精進あるのみです。


2011年03月18日 金曜日そのほかcomments (3)
農村と都市をつなぐ。その1
17日に「いしかわの新しい里山づくりキックオフイベント」が地場産業振興センターにて開催される予定だったのですが、震災の影響で延期になりました。

しかし、翌日予定していた里山創造人材育成セミナー@県庁は開かれ、「NPO法人えがおつなげて」(HPはこちら)代表 曽根原久司さんの講演会に参加してきました。



曽根原さんのお住まいの山梨県は耕作放棄地率が全国第2位で、なんと800ha(東京ドーム170個分の面積)もあるそうですぎょ
そもそも耕作放棄地というのは、農作物が1年以上作付けされていない農地のことです。
これは、過疎高齢化が進み、農業の担い手がいなくなるのが原因で、日本各地で深刻な問題となっていますダッシュ

そこで、曽根原さんは、ほとんど土に触れたことのない都会の人に開墾ボランティアとして来てもらい、ほったらかしの耕作放棄地を起こし、かつての美しい棚田に戻したそうです。
一度野生に戻ってしまった場所を一から起こし始めるのはとても大変だったと思います。
しかし、地域の住民が、かつての田棚の風景に強い思い入れを抱いていたため、地域の方々と共に復活させたそうです。

ほんとうに素晴らしいことだと思いました。

諦めていた昔の風景が蘇る。
懐かしむ。
きっと村全体が元気な笑顔に包まれたことでしょう。

そして、
木滑の「釜の上」にも広大な耕作放棄地が拡がっています。



どうにかどうにかして、ここをかつての石積みの美しい棚田に戻して、木滑を元気にしたい!
そして、木滑から日本を元気にしたい!

と、今、切実に思います。

前進あるのみです。